MOONGIFTのプロジェクト管理ブログ

MOONGIFTのこれまでの経験を基にしたプロジェクト管理に関するブログです。MOONGIFTではプロジェクト管理のアウトソース、コンサルティングを承っております。info@moongift.jpまでお気軽にお問い合わせください。

定性的進捗報告はやめよう

プロジェクト管理においてタスク管理は最も重要な要素だと思っています。それだけに適切に管理、運用されなければなりません。

しかし重要視するあまり、細かい入力を求めたりするのは更新コストを増やし、手間がかかるだけで却って運用されなくなります。そこで一つ良い方法があります。

ステータスは多くても「未着手」「着手中」「確認待ち」「終了」の4つにしましょう。

良くあるのが20%やら60%といった数字の進捗です。一見分かりやすいように見えて、実は全く意味不明です。何をもって70%と言っているのか、それが60%とどう違うのか全然分かりません。大抵数字で言う場合に限って、最初こそ勢いよく60%くらいまで進むものの、その後はなかなか終わらず、でも進んでいない訳でもないから70、80、85、90…などと細かくなっていったりします。

しかしアジャイル的に考えるならば、0%も95%も顧客に価値を提供していないという点において同一です。なので、やったか、やっていないかで管理されるくらいで十分なのです。

もしそれでも数値で表したい場合は、タスクをさらに小タスクに分けましょう。例えば1つのタスクに紐づく5タスクを切った場合、一つの子タスクが終わるたびに20%ずつ増えていく計算になります。このように感覚に基づく定性的進捗(なのになぜか数値で出す)ではなく、定量的進捗に努めるようにしましょう。